ドージ投資ちゃんねるのBlog

トレードに関する自分のためのメモ

日本円の状況、見通し

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pivotで佐々木さんの日本円の見通し解説が勉強になったので個人的まとめ。

利上げできない構造

  1. 企業・個人は変動金利で借入をしている
  2. 国として債務残高が多く、金利をあげると利払いが増える
  3. 放漫財政・低金利のぬるま湯に慣れすぎていて金利のある世界に戻ることの抵抗感

日銀がすべきこと→日本経済に対する金融政策の効力は限定的であることを示す。人口動態や制度の改革など構造的な改革が必要。今の10代は50代の6割程度の人数しかいない。また、女性の就業率は過去10年で大幅に上昇し、今後の上昇はあまり望めない。また、賃金安なので海外から労働者が来ない。→賃金・物価を上げないと労働者を確保できず、人手不足や物価を上げられない企業の淘汰が進む。

円は今後も強くならい。為替レートの購買力平価は80円/$。ビッグマックで比較すると・・・日本のビッグマックは500円。米国は6.2ドル。500円/6.2ドル0~80円/ドルが購買力平価となる。つまり、同じものが安く手に入る円の人気が高まってドル売り・円高の流れ→1ドル80円に向かうべきだが、そうはならない。日本のビッグマックが1個900円程度になって、900円/6.2$=145円/$となって是正される。つまり、日本の物価が大幅に上昇する。現在の円の実質実行為替レートは1970年ごろと同じレベル。

日経平均の見通し

通貨価値の下落に伴い、PERはそのまま、EPSが上昇することで株価は大幅上昇(5万円とか)する可能性が高い。株価=EPS*PER 例として、トルコは直近2年で株価が5倍になった。トルコリラは日本円より弱い数少ない通貨の1つ。